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不動産屋しか見れないサイトとは?一般の人が業者向け物件情報を見る方法と注意点

カテゴリ:お部屋探しの裏ワザ集

「不動産屋しか見れないサイト」とは、レインズやATBB、ITANDI BBのように、不動産会社だけが利用できる業者間の物件情報データベースのことです。一般の人が直接ログインして見ることはできません。

ただし、仲介会社に探してもらう、業者向けの物件情報をもとに自分で検索できる会員登録型のサービスを使うといった方法で、同じ募集情報に触れることは可能です。

XROOMS Proが株式会社NEXER Groupと共同で実施した調査では、賃貸物件を探した経験がある50名のうち42.0%が、不動産会社が業務で使う物件情報のデータベースの存在を「知らなかった」と回答しました。一方で、80.0%が「一般向けポータルサイトに載っていない募集情報も自分で確認したい」と答えています。

本記事では、業者向け物件情報の仕組みと一般向けポータルサイトとの違い、一般の人が直接見られない理由、業者向けの情報を部屋探しに活かす方法を、宅地建物取引士の監修のもとで解説します。

目次
不動産会社向け物件情報とは?レインズ・ATBBなど業者間データベースの役割を解説

不動産会社向け物件情報とは、不動産会社どうしが物件の募集情報を共有するための、業者専用のデータベースです。代表的なものが、売買・賃貸の情報を扱う「レインズ」と、賃貸の募集情報が集まる不動産業務支援サイト「ATBB」です。一般の人が普段見ているポータルサイトは、こうした情報をもとに各不動産会社が広告として掲載しているもので、掲載される範囲やタイミングに違いがあります。

レインズ・ATBBの役割

レインズ(REINS)は、国土交通大臣の指定を受けた不動産流通機構が運営する、不動産会社間で物件情報を共有するシステムです。全国に東日本・中部・近畿・西日本の4つの機構があり、東京・神奈川は東日本レインズの管轄です。売買の専任媒介契約では登録が法律で義務づけられていますが、賃貸の募集では登録の義務はありません。

そのため賃貸の実務では、アットホーム株式会社が提供する「ATBB」もよく使われています。ATBBは加盟・利用店専用のプラットフォームで、物件を管理する会社(元付会社)が募集情報を登録し、入居希望者に紹介する仲介会社(客付会社)が検索して使う仕組みです。

出典:東日本レインズレインズってなに?、アットホームATBB、e-Gov法令検索「宅地建物取引業法」第34条の2

一般向けポータルとの違い

業者向けデータベースと一般向けポータルサイトの違いは、「掲載範囲」「更新タイミング」「問い合わせ先」の3点で整理できます。いちばん大きな違いは、業者向けデータベースが管理会社などの登録した募集情報そのものであるのに対し、ポータルサイトは各仲介会社が広告として選んで載せた物件だという点です。

比較項目不動産会社向けデータベース(レインズ・ATBBなど)一般向けポータルサイト
利用できる人会員・加盟店の不動産会社のみ誰でも閲覧できる
掲載範囲管理会社・貸主側の会社が登録した募集情報各仲介会社が広告として掲載した物件。広告掲載が認められていない物件は載らない
更新タイミング登録した会社が直接更新するため、募集状況が反映されやすい掲載する仲介会社の更新作業を経るため、申込が入った後も掲載が残ることがある
問い合わせ先不動産会社が管理会社に直接確認する物件を掲載している仲介会社

※ 一般的な傾向です。実際の掲載範囲や更新の早さは、サービスや物件によって異なります。

一般の人が直接閲覧できない理由

レインズもATBBも、会員・加盟店の不動産会社が業務で使うシステムで、一般の人向けのアカウントは用意されていません。物件情報には、貸主の募集条件のほか、広告掲載の可否や業者間の取引条件など、不動産会社どうしのやり取りを前提にした情報も含まれるためです。

「レインズを一般の人でも見られる」とうたう情報を見かけることがありますが、レインズそのものに一般の人がログインできるわけではありません。一般向けに公開されているのは、過去に成約した売買物件の価格などを参考情報として見られる「レインズ・マーケット・インフォメーション」で、賃貸の募集中物件を探すためのものではない点に注意しましょう。

出典:国土交通省 報道発表「不動産取引価格公開サイト本格稼働開始」(2007年4月12日)

一般の人が業者向け物件情報に触れる3つの方法

直接ログインはできなくても、次の3つの方法で業者向けの募集情報をもとに部屋を探せます。

  1. ①仲介会社に依頼する:希望条件を伝え、業者向けデータベースから物件を探して紹介してもらう方法です。手間はかかりませんが、提案される物件は担当者の選び方に左右されます。

  2. ②会員登録型サービスを使う:業者向けの物件情報をもとに、自分で条件を変えながら検索できるサービスです。自分のペースで比較できる一方、対応エリアや利用条件が決まっていることが多いため、事前に確認が必要です。

  3. ③来店して提案を受ける:店舗で担当者と画面を見ながら相談する方法です。その場で質問できますが、来店の時間を確保する必要があります。

自分で比較しながら探したい人には2つ目の方法、相談しながら決めたい人には1つ目か3つ目の方法が向いています。

不動産屋しか見れないサイトのよくある質問に宅地建物取引士が回答

ここでは、業者向け物件情報についてよく聞かれる質問に、宅地建物取引士の及川陽平が回答します。

Q1. 一般の人は不動産会社向けの物件情報を閲覧できますか?

A. レインズやATBBに一般の人が直接ログインすることはできません。どちらも会員・加盟店の不動産会社が業務で使うシステムだからです。ただし、仲介会社に依頼したり、業者向けの物件情報をもとに検索できる会員登録型サービスを使ったりすれば、同じ募集情報をもとに部屋を探せます。

Q2. レインズと不動産会社向け物件サイトの違いは何ですか?

A. レインズは国土交通大臣の指定を受けた不動産流通機構が運営する公的な性格の強いシステムで、売買の専任媒介では登録が義務です。一方、ATBBなどの不動産会社向け物件サイトは民間企業が提供する業務支援サービスで、賃貸の募集情報のやり取りに広く使われています。賃貸物件はレインズへの登録義務がないため、賃貸物件探しではATBBのような民間の業者間サイトの役割も大きくなります。

Q3. 業者向け物件情報で見つかる物件は一般向けポータルより多いですか?

A. 物件や時期によって異なり、常に多いとはいえません。募集が始まったばかりでポータルに掲載される前の物件や、貸主・管理会社の方針でポータルに載らない物件が含まれることはあります。ただ、多くの物件はポータルにも掲載されており、業者向けの情報が必ず早い・多いというわけではありません。

Q4. 業者向け物件情報を利用する際に必要な条件は何ですか?

A. 会員登録型のサービスを使う場合は、無料の会員登録が必要になるのが一般的です。あわせて、サービスごとに対応エリアや対象物件の条件が決まっているため、希望エリアが対象かどうかを先に確認しましょう。仲介会社に依頼する場合は、特別な条件はありません。

Q5. 業者向け物件情報の利用が向いている人はどのような人ですか?

A. 自分で条件を変えながら比較したい人、同じ物件を何社にも問い合わせる手間を減らしたい人に向いています。一方、業者向けの画面は専門用語が多いため、物件選びを最初から担当者に任せたい人は、仲介会社への相談や来店のほうが合っています。

Q6. 東京・神奈川で業者向け物件情報を一般向けに開放している会社はありますか?

A. あります。東京都と神奈川県の一部(横浜市・川崎市・相模原市)では、ATBBに掲載されている物件情報を、会員登録した一般の人が自分で検索できるサービスがあります。対応エリアや利用条件はサービスごとに異なるため、登録前に確認しておくと安心です。具体的なサービスは後の章で紹介します。

出典:e-Gov法令検索「宅地建物取引業法」第34条の2

【独自調査】賃貸を探した経験者に聞いた「物件情報の入手経路」と業者向け情報の認知度

部屋探しをする人は、業者向けの物件情報をどこまで知っているのでしょうか。XROOMS Proは株式会社NEXER Groupと共同で、過去2年以内に賃貸物件を探した全国の男女50名にアンケートをおこないました。主な結果は次のとおりです。

情報源は大手ポータルが74.0%、見たサイトは「2サイト」が最多

物件探しで使った情報源は「大手賃貸ポータルサイト」が74.0%で最も多く、「不動産会社の自社サイト」38.0%、「店舗に来店して相談」14.0%が続きました。利用したサイトの数は「2サイト」が42.0%で最多でしたが、「4サイト以上」も24.0%いました。

利用した情報源(複数選択)割合
大手賃貸ポータルサイト74.0%
不動産会社の自社サイト38.0%
店舗に来店して相談14.0%
知人紹介8.0%
生成AIに質問4.0%
その他8.0%

※ 質問1「賃貸物件を探す際に利用した情報源をすべて教えてください。」(n=50、複数選択)

利用した賃貸情報サイトの数割合
1サイト28.0%
2サイト42.0%
3サイト6.0%
4サイト以上24.0%

※ 質問2「物件探しで利用した賃貸情報サイトの数を教えてください。」(n=50)

業者向けデータベースを「知らなかった」は42.0%

不動産会社が業務で使う物件情報のデータベースについて、「内容まで知っていた」人は12.0%にとどまりました。「存在は知っていた」が46.0%、「知らなかった」が42.0%です。また、一般向けポータルと業者向けの情報で掲載範囲に「差がある」と感じている人は66.0%にのぼりました。

業者向けデータベースの認知割合
内容まで知っていた12.0%
存在は知っていた46.0%
知らなかった42.0%

※ 質問3「不動産会社が業務で使う物件情報のデータベースが存在することを知っていましたか。」(n=50)

ポータルと業者向け情報の掲載範囲の差割合
大きな差があると思う12.0%
多少差があると思う54.0%
差はないと思う14.0%
わからない20.0%

※ 質問4「一般向けポータルサイトと不動産会社向けの物件情報で掲載範囲に差があると思いますか。」(n=50)

80.0%がポータル未掲載の募集情報も「確認したい」

ポータルに載っていない募集情報を自分でも確認したいと答えた人は80.0%でした。実際に、当時使っていたポータルに載っていなかった物件を不動産会社から紹介された経験がある人も40.0%います。

回答未掲載の募集情報を確認したいか未掲載物件を紹介された経験
強く思う/何度もある24.0%26.0%
やや思う/一度ある56.0%14.0%
あまり思わない/ない14.0%38.0%
思わない/覚えていない6.0%22.0%

※ 質問5「…こうした物件情報を自分でも確認したいと思いますか。」質問6「不動産会社から、当時利用していた一般向け賃貸ポータルサイトには掲載されていなかった物件を紹介された経験はありますか。」(各n=50)

困りごとの1位は「条件に合う物件が見つからない」62.0%

物件探しの困りごとは「条件に合う物件が見つからない」が62.0%で最も多く、「同じ物件が複数社に掲載されている」36.0%、「掲載情報が古い」30.0%が続きました。契約までの日数は「61日以上」が36.0%で最多だった一方、30日以内に決めた人も48.0%いて、人によって大きな差があります。

物件探しの困りごと(複数選択)割合
条件に合う物件が見つからない62.0%
同じ物件が複数社に掲載されている36.0%
掲載情報が古い30.0%
営業の連絡が多い14.0%
問い合わせ先の選び方がわからない10.0%
その他8.0%

※ 質問8「物件探しで感じた不便や困りごとをすべて教えてください。」(n=50、複数選択)

自由回答では「複数社に同じ内容の物件があっても、部屋番号が違ったり微妙におかしい所があるのでどれを信用していいのか迷う」(50代・女性)、「おとり物件への警戒心」(40代・女性)といった声が寄せられました。

調査概要
  • 調査手法:インターネットでのアンケート
  • 調査期間:2026年10月6日~10月13日
  • 調査対象:事前調査で「過去2年以内に賃貸物件を探したことがある」と回答した全国の男女
  • 有効回答:50名
  • 調査主体:株式会社NEXER Group、自分で探せる賃貸サービス『XROOMS Pro』
  • ※ 小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。
業者向け物件情報を使う前に確認すべき3つのポイント

業者向け物件情報を使う前には、「エリア」「利用条件」「募集状況の確認方法」の3点を確かめておきましょう。調査では、4サイト以上を見比べた人が24.0%いました。使うサービスを決める前にこの3点を押さえておくと、見比べる範囲を絞り込みやすくなります。

ポイント①: 対応エリアが自分の希望地と合っているか確認する

まず、サービスの対応エリアに自分の希望地が入っているかを確認します。業者向けの物件情報を一般向けに開放しているサービスは、地域を絞って運営されていることが多いからです。希望地が対象外なら、そのエリアに強い仲介会社への相談が近道です。

ポイント②: 会員登録の要否と利用条件を事前に把握する

次に、会員登録が必要か、対象となる物件や手数料の条件はどうかを確認します。「登録すれば何でも見られる」「どの物件も手数料が安い」とは限りません。仲介手数料などの条件は物件ごとに変わることもあるため、気になる物件が見つかったら契約前に必ず確認しましょう。

ポイント③: 気になる物件の募集状況を確認する手順を決めておく

最後に、気になる物件が今も募集中かを確かめる手順を決めておきます。調査でも「掲載情報が古い」と感じた人が30.0%いました。管理会社への確認は不動産会社しかできないことが多いため、確認を依頼できる窓口を決めておくと安心です。募集が終わった物件の見分け方は「おとり物件の見分け方」の記事で詳しく解説しています。

東京・神奈川で不動産会社向けの物件情報から自分で探すならXROOMS Pro

XROOMS Pro(運営:オイロバ&パートナーズ合同会社)は、不動産会社が使うATBBに掲載されている物件情報を、会員登録した人が自分で検索できる賃貸サービスです。

2026年10月13日時点で、検索できる物件は東京都で83,528件、横浜市で15,159件、川崎市で7,729件あり、会員登録数は累計24,895件です。

XROOMS Proが選ばれる3つの理由
  1. 不動産会社向けの物件情報を自分で検索できる:ATBBの掲載物件を、スマホから自分の条件で検索できます。
  2. 他サイトで見つけた物件も募集状況を確認できる:営業時間内なら2時間以内を目安に回答します(水曜日を除く10:30~18:30、1度に3件までが目安)。
  3. 物件により仲介手数料0円から:オーナーから広告料などの費用が満額(家賃1か月分)出る物件は、原則として仲介手数料0円で案内しています。

受付時間や件数の目安はお問い合わせガイドライン、仲介手数料0円の条件は仲介手数料規定で確認できます。

利用時の注意点
  • 会員登録が必要です。対象は原則として賃料8万円以上の物件です。
  • 対応エリアは東京都(離島を除く)・横浜市・川崎市・相模原市(緑区の一部を除く)です。近隣の自治体は個別に相談できる場合があります。
  • オーナーから費用が出ない物件は、賃料に応じて仲介手数料がかかります(家賃118,000円までは家賃の1.1か月分〈税込〉など)。来店でのお部屋探しや、3回目以降に見学した物件での成約は、一律で家賃の1.1か月分〈税込〉です。法人名義や海外在住の方の契約も、原則として家賃の1.1か月分〈税込〉です。
  • 業者向けの画面のため、専門用語に慣れるまで少し時間がかかります。

仲介手数料の詳しい条件は仲介手数料規定で確認できます。

無料会員登録・LINE相談のご案内

気になる物件の募集状況を確認したい方、業者向けの物件情報から自分で比較したい方は、まず無料会員登録から始めてみてください。登録フォームで希望の連絡方法に「LINE」を選ぶと、LINEでスタッフに相談できます(21時まで対応)。内見はオンラインにも対応しています。

【お問い合わせ】無料で不動産会社向けの物件情報から探す

▶ XROOMS Proに無料会員登録する

まとめ ─ 業者向け物件情報を正しく理解して部屋探しに活かす3つの要点
  1. レインズやATBBは不動産会社専用のシステムで、一般の人は直接ログインできない。
  2. 仲介会社への依頼や会員登録型サービスを使えば、同じ募集情報をもとに探せる。
  3. 使う前に、対応エリア・利用条件・募集状況の確認方法の3点を確かめる。

調査では、80.0%が「ポータルに載っていない募集情報も確認したい」と答えています。見える範囲を広げることは、「条件に合う物件が見つからない」という悩みを減らす近道です。

東京都・横浜市・川崎市・相模原市で部屋を探しているなら、業者向けの物件情報から自分で探せるXROOMS Proを試してみてください。

監修者
及川 陽平(オイカワ ヨウヘイ)
  • 宅地建物取引士(国家資格)
  • ファイナンシャルプランナー(2級)
  • 相続診断士

北海道出身 立命館大学卒業後 学生マンション大手の不動産会社に入社。不動産物件の仲介、管理、運営に携わる。28歳で同社支店長就任。法人・学校への営業開拓を行い、国立大学や私立大学との業務提携の実績を積む。2019年にはダイバーシティ型シェアハウス企画でグッドデザイン賞を受賞。2022年オイロバ&パートナーズ合同会社創業。

宅建免許番号:

  • 及川個人 東京都知事 第238171号
  • オイロバ&パートナーズ合同会社 東京都知事(1)第108325号

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及川 陽平

宅地建物取引士(国家資格)/ファイナンシャルプランナー(2級)/相続診断士 北海道出身 立命館大学卒業後 学生マンション大手の不動産会社に入社。 不動産物件の仲介、管理、運営に携わる。 28歳で同社支店長就任。 法人・学校への営業開拓を行い、国立大学や私立大学との業務提携の実績を積む。 2019年にはダイバーシティ型シェアハウス企画でグッドデザイン賞を受賞。 2022年オイロバ&パートナーズ合同会社創業。

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