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大島てる以外の有名な事故物件サイト3選!訳あり物件の確認方法をプロが解説

カテゴリ:お部屋探しの裏ワザ集


大島てる以外の有名な事故物件サイトや訳あり物件の確認方法をプロが解説しちゃいます

記事の監修 : 及川(宅地建物取引士/オイロバ&パートナーズ(同)代表


大島てる以外の有名な事故物件サイトや訳あり物件の確認方法をプロが解説



「大島てる以外で事故物件サイトはあるの?」
「訳あり物件は自分で調べられる?」 
「不動産屋は事故があったか教えてくれるの?」 

とにかく家賃を安くしたい!と考ている方は、1度は事故物件への引越しを検討したことがあるのではないでしょうか?ただその事故物件について正しく知らないと、入居してから後悔する可能性があります。

この記事では、大島てる以外にも有名な事故物件サイトを3つ紹介し、事故物件の情報を入手する方法を伝授します。そのほかにも様々なアプローチで訳あり物件を調べる方法について解説します。 


〜この記事を読むメリット〜
・複数の事故物件サイトを知ることができるので、安価な物件情報にアクセスできます。
・安全性に関する懸念を解消するための注意事項がわかります
・事故物件を検討する際のリスクとメリットをバランス良く理解できます。
・適切な判断基準を持つことで、後悔やトラブルを最小限に抑えることができます。


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目次



1.事故物件とは


一般的には人が亡くなった物件のこと

一般的には人が亡くなった物件のことです。事故や自殺、犯罪などの出来事が起こった場所を指します。 

国土交通省の「宅地建物取引業者による人の死の告知に関するガイドライン」でも、契約を締結するか否かの判断に重要な影響を及ぼす可能性がある物件と明記がされています。

賃貸の物件情報では「告知事項あり」「訳あり」「心理的瑕疵」などの文字があれば、事故物件となります。

※「瑕疵」=「かし」と読みます。意味:一般的には備わっているにもかかわらず本来あるべき機能・品質・性能・状態が備わっていないこと。

広い意味での事故物件


広義では人の死以外の事故やトラブルがあった物件も含まれます。

周辺環境に問題がある「環境的瑕疵」や、物件や土地に欠陥がある「物理的瑕疵」「法的瑕疵」も事故物件に入ります。

環境的瑕疵は、火葬場や墓地、風俗施設や暴力団関係の事務所など、不安や不信感を与える施設が近くにある物件を指します。

物理的瑕疵は、経年劣化した設備がそのままあったり、虫が大量発生するような物件です。法的瑕疵は、建築基準法・消防法の基準を満たしていません。

このように、事前に知っていれば契約しなかったであろう理由がある物件は全て「事故物件」に当てはまります。


事故物件にはガイドラインがある


事故物件には国が定めたガイドラインがあります。厳密には「人の死の告知に関するガイドライン」として、特定の条件を満たすものが事故物件として定められています。

これにより、情報の共有や取引の際のルールが整備されています。 

 告知する必要がないケースも 
・自然死・日常生活の中での不慮の死(転倒事故、誤嚥など)は対象外 
・賃貸の不動産で、集合住宅の共用部分で発生した自然死は対象外 
・事案発生から概ね3年が経過した後は、告知義務なし 
・ただし、社会的影響が大きい事案の場合は告げる必要がある。 


事故物件を調べるのは不動産屋に聞くのが早い


事故物件を調べる際は、不動産屋に聞くのが一番早い方法です。

不動産業者にはガイドラインに沿った対応が求められているので、最新の情報の取得や、管理会社や大家さんに詳しく確認してくれます。 


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2.「大島てる」が日本で一番有名な事故物件公示サイト


大島てるより引用

1.大島てるとは

大島てる」は日本で最も有名な事故物件公示サイトです。

このサイトでは、事故物件の情報を公開しており、一般の人でも閲覧することができます。大島てるを利用することで、自身が気になる地域や条件に合った事故物件を探すことができます。 


2.大島てるの使い方

大島てるの使い方は比較的簡単です。

ウェブサイトにアクセスし、目的の地域や条件を入力するだけで、事故物件情報が表示されます。詳細な情報や物件の名称も提供されているため、事故物件を選ぶ際の参考になります。


3.「信憑性に問題あり」という指摘も

ただし、大島てるの情報の信憑性には問題が指摘されています。

一部の情報は正確でなかったり、誤った情報が掲載されているという指摘もあります。そのため、大島てるで見つけた事故物件については、不動産屋や関係機関に確認することをおすすめします。 



3.大島てる以外の事故物件サイト3選

 大島てる以外にも、他の事故物件サイトも利用することができます。

1.UR都市機構(UR賃貸住宅公団)

特別募集一覧のページ

UR都市機構「特別募集一覧」のページ


UR都市機構は、国が運営する公的な住宅機関です。

その中の「特別募集一覧」というページには、事故物件の情報も含まれています。UR都市機構のウェブサイトにアクセスすると、事故物件の一覧を見ることができます。

地域ごとに検索や絞り込みも可能で、自分の希望エリアに合った事故物件を見つけることができます。 

2.JKK東京


特定物件募集のページ


JKK東京は、東京を中心に不動産情報を提供している公的な住宅機関です。

事故物件に特化した「特定物件募集」というページがあり、多くの事故物件の情報を取り扱っています。

ウェブサイトにアクセスすると、地域ごとに事故物件を探すことができます。また、物件の写真や詳細な情報も提供されているため、比較や検討に役立ちます。 



3.成仏不動産



成仏不動産は、告知事項の中でも人が亡くなった物件を専門に掲載しているサイトです。

事故物件の買取や情報提供を行っており、そのノウハウや経験を活かして事故物件を探すことができます。

成仏不動産のウェブサイトには、最新の事故物件の情報や買取の案内が掲載されています。事故物件に特化した専門業者なので、詳細な情報やサポートを期待できます。 




 これらのサイトを利用することで、大島てる以外でも事故物件を探すことができます。各サイトには独自の情報や特徴がありますので、複数のサイトを活用して事故物件を見つけましょう。 







4.事故物件専門の買取業者も存在する

 事故物件を買い取ることに特化している、事故物件専門の買取業者もあります。 

 事故物件は一般的に市場価値が低く、その理由から一般の不動産業者では買取や取り扱いに難しさがあります。 しかし、専門の買取業者は、その特殊性に対応するために専門知識やノウハウを持っています。 

 事故物件を処分したい場合は、事故物件専門の買取業者に相談してみることを検討してください。専門知識と経験を活かし、円滑かつ適切な取引を進めることができるでしょう。

1.関東の不動産なら「事故物件・訳あり物件情報センター」



 「事故物件・訳あり物件情報センター」は、一般財団法人 住宅再生支援協会が運営しているサイトです。

 独自の売却方法を取り入れており、通常2週間ほどかかる投資判断を最短1日で済ませられます。

提携弁護士・司法書士がいるので、面倒な手続きも全てお願いできます。 


2.関西の不動産なら「訳あり物件買取専門サイト」



 「訳あり物件買取専門サイト」は、株式会社Plum Villageという不動産屋が運営するサイトです。

仲介業者を挟まないため、48時間ほどのスピード買取をしてくれます。 

 物件再生(リフォーム)のノウハウが豊富ですぐに売却が決まるため、事故物件だけでなく、再建築不可物件やゴミ屋敷も買い取っています。





5.業者専用サイトでも事故物件は探せる

 



業者専用の不動産サイトを利用することでも、事故物件を探すことができます。 

 業者専用の不動産サイトには、多くの事故物件の情報が掲載されています。中でもよく知られているサイトとしては、レインズATBBなどがあります。

これらのサイトでは、専門の業者が扱っている物件情報が充実しており、事故物件も含めて幅広い選択肢から探すことができます。 

レインズ


レインズは、全国の不動産業者が利用する情報共有システムです。業者専用のため、一般の利用者は直接アクセスすることはできませんが、不動産会社を通じて情報を取得することができます。事故物件の情報も含まれており、地域や条件に合わせて検索が可能です。 

 

ATBB



ATBBは、不動産会社が物件情報を登録することができるプラットフォームです。こちらも一般の利用者は直接利用することはできませんが、不動産会社を通じて事故物件を探すことができます。利用する不動産会社に事故物件の希望を伝えると、彼らがATBBなどのサイトを通じて物件を検索し、提案してくれることもあります。


 

業者サイトを使うなら、不動産会社に探してもらおう

業者専用サイトに直接アクセスすることができない場合でも、不動産会社に事故物件の希望を伝えれば、彼らが業者専用のサイトを通じて探してくれます。

不動産会社は情報にアクセスできるため、幅広い物件の中から事故物件を探して提案してくれるでしょう。 




6.一般のお部屋探しサイトで探す方法


 実は一般のお部屋探しサイトでも事故物件を探すことができます。 お部屋探しサイトでの事故物件探し方法をご紹介します。 


スーモやホームズでも探せる

スーモやホームズなどの一般的なお部屋探しサイトでも、事故物件を検索することが可能です。
まずはサイトにアクセスし、希望するエリアや予算、間取りなどの条件を入力して検索を行います。 


キーワード「告知事項」「心理的瑕疵」と入れて検索する

スーモやホームズにはキーワード検索という機能がついています。

事故物件に関する情報を見つけるためには、「告知事項」というキーワードや「心理的瑕疵」という用語で検索すると効果的です。

これによって、事故物件に関連する情報が含まれた物件を見つけることができます。 

事故物件ではない場合もあるので注意

ただし検索結果に出てきた物件が本当に事故物件であるかどうかは、物件情報を詳しく確認する必要があります。 

告知事項ありの場合でも、その理由が「大規模修繕」や「火事があった」という場合もあります。詳しくは掲載している会社に問い合わせましょう。 




7.物件情報に掲載されない事故物件に注意


物件情報に記載されない場合

 過去に人が亡くなっていた場合でも、物件情報に記載されない場合があります。 

自然死・不慮の事故で亡くなった物件 
老衰や病死などの「自然死」と、入浴中の溺死や転倒での事故死などの「不慮の事故」で亡くなっており、発見までの時間が短い場合は事故物件になりません。 

3年以上は告知義務なし(賃貸の場合)

『宅地建物取引業者による人の死の告知に関する ガイドライン』では、賃貸物件の場合、3年以上前の事故については告知義務がなくなりました。そのため物件情報には明示されない場合があります。

したがって、古い事故については自ら質問して確認する必要があります。 

事故物件ロンダリングへの対策

過去には悪質な不動産会社が、事件や事故のあった物件に自社の従業員を故意に一時的に住まわせて、その退去後、通常の物件として流通させたことがありました。 

 これは「事故物件ロンダリング」とも呼ばれる行為で、事件や事故の後に入居者を1件、間に挟むことで、告知義務を逃れられると考えて行う手法です。

 ただし、ガイドラインが制定されたため、このような悪質な手法は少なくなっています。 

質問しないと教えてくれない

残念ながら、告知事項義務がない物件に関しては、質問しないと事故の有無について確認することはできません。 

 ガイドラインでは、入居希望者から心理的瑕疵について問い合わせがあった場合は、その事故の内容について告知する必要があると定めています。 

 物件を借りるに際しては、不動産会社や販売業者に積極的に質問することが重要です。 

気になるときは遠慮せずに聞いてみよう

事故物件に関する不安や疑問がある場合には、遠慮せずに質問してみましょう。

事故物件は快適な住環境を求める人にとっては避けたいものかもしれません。 自分や家族の安全を考える上で、不動産会社にしっかりと質問し、納得のいく回答を得ることが重要です。 




8.自分で事故物件か見分ける方法

 
事故物件かどうか見極めるためのチェックポイントは次の通りです。 
該当項目が多ければ、一度事故物件である可能性が高いと言えるでしょう。 


事故物件チェックポイント
・物件資料に「告知事項あり」の文字がある
・家賃が周辺相場と比べて明らかに安い
・お部屋がリフォームされている
・マンション、アパート名が変更されている
・定期借家になっている

 ただし、全てに当てはまっているからと言って、一概に事故物件だと断定することもできません。
気になるようであれば、不動産会社に確認するのが一番です。 




9.事故物件に住むのに向いている人の特徴


1.事故物件に住むのに向いている人の特徴


事故物件に住むのに向いている人には以下のような特徴があります。 

向いている人の特徴
・家賃や立地条件が優れていることを重視する人
・心理的な強さを持った人
・SNSでバズりたい人

上記の特徴に当てはまる人、経済的なメリットや利便性を重視する人にとっては魅力的な選択肢となるでしょう。  

2.事故物件に住むのに向いていない人の特徴



向いていない人の特徴
・霊感がある
・住所がネット上に公開されているのは怖い
・冷やかし目的の人に来てほしくない
・ホラーが苦手
・世間や親しい人の反応が気になる
・親や知人に心配をかけたくない人


これらに1つでも該当する人や、少しでも抵抗がある場合は、事故物件に住むのは避けた方がいいでしょう。






10.事故物件に住むと呪われるの?

 
事故物件に住むと呪われるというのは迷信や都市伝説の一部です。事故物件に住むからといって必ずしも呪われるとは限りません。 

 ただし、その物件に起因する心理的な影響や環境の特殊性により、個人の感じ方や体験には差が生じることがあります。 

 個人の信念や信じるものによっては、心理的な影響を受ける可能性もあります。もし事故物件に住むときはその点も考慮した選択が必要です。



11.わざわざ不動産会社に行かなくてもお部屋は探せる

お店に行かなくても「XROOMS」なら、チャットやLINEで希望を伝えてお部屋を探せすことが可能です。 

 不動産業者だけが有料で見ることができる、更新が早い物件情報データベースを自宅で使えることができるので、SUUMOやHOMESに載っていない未公開物件も、見つけることができます。 

 遠くに住んでいて引っ越し先の不動産屋に行けない人や、不動産屋の営業マンと対面することが苦手な人にもおすすめです。 




ということで、今回は以上です。 
素敵な不動産ライフをお送りください!

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及川 陽平

宅地建物取引士(国家資格)/ファイナンシャルプランナー(2級)/相続診断士 北海道出身 立命館大学卒業後 学生マンション大手の不動産会社に入社。 不動産物件の仲介、管理、運営に携わる。 28歳で同社支店長就任。 法人・学校への営業開拓を行い、国立大学や私立大学との業務提携の実績を積む。 2019年にはダイバーシティ型シェアハウス企画でグッドデザイン賞を受賞。 2022年オイロバ&パートナーズ合同会社創業。

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